角運動量④~角運動量保存則~
◉力のモーメントが0のとき、角運動量保存則が成り立つ。
【復習】
角運動量とは
→『どんくらいの勢いで回ってるか』『ビュンビュン具合』を表す量。
で、
大きさは
→『運動量×支点からの距離』⇔『支点からの糸が長いほど大きくなる』
↑感覚的にわかる?
で、
向きは
→『支点から作用点までの向きから運動量の向きに右ねじを回したときに進む方向』
力のモーメントとは
→『物体を回転させようとする能力』
でした。
で、
今日のお話は、この力のモーメントが0である場合は、角運動量は常に一定となるというお話です。
では、力のモーメントが0になるときとはどのようなときでしょうか?
ときに、力のモーメント(N)は
N=r×F
で表されました。
すなわち、rとFが平行であればNは0となります。
したがって、Fが中心力となって支点方向に向く場合に力のモーメントは0となり、角運動量保存則が成り立ちます。